28-花粉症

花粉症とは

花粉症は、鼻に入り込んだスギなどの植物の花粉に体の免疫が反応して起こる鼻症状の総称で、
「季節性アレルギー性鼻炎」とも呼ばれます。代表的な症状は、くり返すくしゃみ・水のような鼻水・鼻づまりの3つです。
また、しばしばアレルギー性結膜炎を合併するため、目のかゆみや涙目を訴える方も多くみられます。
スギ以外にも、ヒノキやカモガヤ、ブタクサなどの花粉でも同様の症状が起こります。

スギ花粉による花粉症の説明イラスト

花粉症の検査

診断は、飛散期のタイミングや症状の経過を確認したうえで、血液中のIgE抗体を測定して行います。
IgE抗体検査は保険の適用で受けられます。

治療

根本的な改善が期待できる治療はアレルゲン免疫療法です。詳細は専用ページをご覧ください。

  • 症状を抑える治療としては、内服の抗ヒスタミン薬を基本に、必要に応じて点鼻薬・点眼薬を併用します。
    当院では内服薬・点鼻薬・点眼薬のいずれも処方可能です。
  • 症状緩和を目的に、ヒスタグロビンやノイロトロピンの注射を行うこともあります。
    ヒスタグロビンは週2回程度、原則計6回の投与を基本とし、3〜4か月にわたりアレルギー反応を大きく抑えることが期待されます。
    さらに、花粉症状の軽減作用があるノイロトロピンを併用すると、より高い改善が見込めます。
    いずれの注射も保険診療の対象です。

治療をご希望の方は、お気軽にご相談ください。